みなさんこんにちは!ふたりあわせてナントカナル(@mardoc96 @enoshima_house)です。
もくじ
「水が出ません」
──それは深夜の1本の連絡から始まった。
3月31日 深夜。
民泊ゲストからたった一言の、だけどヤバい予感しかないメッセージを受信。
最初は「今夜だけ乗り切れれば…!一時的な不具合のはず」くらいの、いつもの楽観的な気持ちでした。
でも、まさかこのトラブルが20日続き、売上・信頼・精神力までも削られる地獄のはじまりになるとは、このときはまだ思ってもいませんでした。
今回書かずにはいられない事態が起きたので、久しぶりのブログ更新です!
ではいってみましょう☺
・民泊のお役立ち情報を知りたい人
・民泊のトラブルの話を知りたい人
・トラブル時の対応方法を知りたい人
■ 水道トラブル、リアルな時系列
以下、時系列をざっくりまとめると・・・
🕒 Day1(3/31深夜)
・ゲストから「水が出ない」と深夜に連絡→優しいゲストでこの場は穏便に済む
🕒 Day2
・翌朝、管理会社「エレベーター工事の影響で一時的な停止はしたものの既に復旧済」との回答で一安心
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・ゲストから「いえ、水はまだ出ません」 「シャワーもトイレすら流せません…」
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・ゲストには一旦近所の銭湯を案内し、すぐ直ると信じてこの日も宿泊してもらう
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・管理会社へ再連絡 → 確認しますと返答があるものの動きが遅い!
復旧してるのになぜ・・・この辺から暗雲が立ち込める予感。。。
🕒 Day3~4
・管理会社に、他の空室のトイレ・シャワーを貸し出せないか提案→断られる(管理会社はオオゴトだと思っていない様子)
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・運営代行より池袋の空いている民泊を手配してもい、ゲストに池袋民泊へ移動してもらう
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・催促しないと連絡をよこさない管理会社にイライラが募り始める
池袋の民泊は2泊しか空いていないため、復旧しなければ更に別の宿泊先を探す必要あり
🕒 Day5~6
・管理会社より「調査したものの原因不明、また図面がないから配管の構造がわからない」と連絡。水道局で図面を確認してきますとのこと。
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・翌日午後、水道局に行ったものの(午前に行けよ!!)「図面が更新されておらず現状の図面は存在しない」と衝撃の事実が判明
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・運営代行会社より別の宿泊先を確保してもらう。神様・・・
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・ゲストに2度目の宿の移動をお願い→実際に会いに行って謝罪&宿の移動手伝い
繰り返しますが管理会社からは基本連絡が来なくて催促しまくりました🥲
🕒 Day7~9
・管理会社より連絡、セカンドオピニオンの検討&空室のユニットバスを提供(遅いわ)
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・結局、水道管の図面を引ける職人を探さないと原因が分からないとのこと
業者とオーナーで対応の方向性を話し合うことに。
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・今後のゲストへ別民泊への移動または無料キャンセルの対応
🕒 Day10
10日目、いきなり原因が判明 !ナント原因は水栓バルブ!
え、それ今までなんで気付かなかったの???水道管の図面とか関係なくないか!?と素人ながらにも突っ込まずにいられませんでした。。。
工事の日程調整にまた10日かかり、、
4月20日ついに水栓バルブの交換で無事に終結!
■ ゲスト対応の現実:全額返金、ペナルティ免除は?
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運営会社のお陰で別の民泊に振替して2組は対応したものの、他2組はキャンセル&全額返金に。「別フロアのトイレとシャワーが使えます」と伝えても全然無理でキャンセル&全額返金😭
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Airbnbに相談した結果、経緯報告書を送ることで重大トラブル扱いでペナルティは免除に。これは救いでした!
■ そして補償の壁。「保険って、守ってくれるんじゃないの?」
🎯 結論から言うと…
・オーナー:賃料30%減額のみ(免責2日)
・エレベーター会社:原因の立証ができないため賠償拒否
・民泊保険:ライフライン断絶は“営業補償対象外”
損害賠償特約に対する保険でカバーできるのではないか?というアドバイスをフォロワーさんにいただきましたが・・・
では、エレベータ会社に請求できるのでは?と聞いたのですが、
「工事と水道の故障に因果関係があるという立証ができません」
「“可能性”では補償には応じられません」
オーナーがエレベータ会社と揉めたくないのか、何も動きません・・・
…もうね、「借り主は何も守られないじゃん?」というのが正直な感想です。
■ 結果、かかった損失と教訓
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キャンセル・振替対応数件分の売上損失
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ゲスト対応・宿泊先探し、移動手配などの対応
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復旧の見通しが立たない中での営業停止期間(20日以上)
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その間の新規予約が一切取れないロス(復旧見込みが立たなかったせい)
金額にすると…ざっと30万円弱の損失+大きな精神的負担。
それでも「補償の対象ではありません」の一言で終わるのが、今の仕組みなんです。
ゲスト2組は運営代行会社のおかげでなんとかなったのが救いでした!
■ このトラブルから学んだこと(絶対に知っておいてほしい)
✅ ライフライントラブル=民泊保険では基本的に“補償対象外”
水道・電気・ガスなどのインフラが止まったとしても、代替施設費用や休業補償は出ません(※ゲストの“物的・身体的損害”以外NG)
→カバーできる保険もあるようです!
保険選びは慎重に!
民泊でメジャーだからと安易に決めちゃいけません😢
✅ 管理会社やオーナーの補償は「ガイドライン」に縛られる
通常、家賃の30%減額(免責2日)
→ それ以上は交渉しかないが、感情論では動いてくれない
✅ 最低限、オーナーに“損害賠償責任保険”加入の確認を
万が一のとき、ここが入っていないと本当に自腹地獄になります
■ まとめ:起きてからでは遅い、“トラブル対策”は仕組みでやるべき
民泊運営において、水が出ない・電気が落ちるといったライフラインの問題は、滅多にないからこそ、起きた時のインパクトが異常に大きいです。
しかも、その損失は金銭だけじゃない。
時間、ストレスだけでなく、これまで積み上げてきた実績、、あらゆるものが削られます。
「事前に保険は確認しておこう」
「管理会社やオーナーと、トラブル時の責任範囲を明確にしておこう」
今だからこそ言えます。
これは誰にでも起こり得ます。これを機に保険の見直しをしっかりしましょう!
最後に
レンタルスペースや民泊で、これまでに様々なトラブルを乗り越えてきましたが、正直今回のトラブルは本当にキツかった…。
軌道に乗ってきたタイミングでのライフライン停止は本当に大変でした。
この経験が、次の同じような被害者を減らすための気付きや役に立てること。
それが、この出来事を経験した意味だと感じてここに書き記しました。
もし、
「これは他人事じゃないな」
「私もいつかこんなこと起きそう…」
と感じてもらえたら是非契約や保険を見返してみてください!
そして最後にちょっとだけ告知させてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
今後ともナントカナルをよろしくお願いいたします☺