みなさんこんにちは!ふたりあわせてナントカナル(@mardoc96 @enoshima_house)です!
閑散期でパーティースペースの予約が伸び悩んでいませんか。
さらに追い打ちをかけるような新型コロナウイルス オミクロン株😭。
そういうキツイ思いをしているレンスペオーナーのみなさん!
嘆いてばかりいても事態は良い方向には向かいません。
まずやることは競合調査。
競合(同じエリアの同じくらいの広さ)と予約の入り具合に差はないか?
差が開いていたら、自分のスペースになくて競合にあるものはなにか?
そうやってひとつずつチェックしていきます。
周りと比較して自分のスペースの入り具合が極端に悪い場合は、
テコ入れ・リニューアルをオススメします。
本記事では、私たちが実際やった以下の2つのテコ入れ施策を書いていきます。
・パーティースペースを低予算でテコ入れ
・貸し会議室→撮影スタジオへ用途変更してリニューアル
・レンスペリニューアルのやり方を知りたい人
・レンタルスペースの売上を伸ばしたい人
レンタルスペース(パーティー)低予算で予約を増やす方法
某運営代行会社と契約して都内でパーティースペースを開始したオーナーさん。
ご自身でいろいろと工夫されたものの、思うように予約が入らず相談を受けました。
スペースマーケットに掲載されている物件を見て、「確かにこれだと予約入らないかも・・・。」というのが正直な感想。
■ダメ出しポイント
・テーブルが小さく、且つ2ヵ所に分かれているので使い勝手が悪い
・壁紙がインパクト強すぎて万人受けしない
・掲載している写真が良くない
パーティースペースを作る上で大切なことは、お客さまがスペースを選んでいる時に「使いやすそうだな」とか「居心地良さそうだな」と想像しやすいスペース作りを心掛けています。
そのためには、部屋作りもさることながら写真撮影もとても大事。
マイナスポイントが目につきながらも、「けっこうそのまま生かせる家具もあるな」と思いました。
なので廃棄するものは少なく現存の家具を活かして、あまり予算をかけずテコ入れができるなと。
そうして出来上がったのがこちら。
■ビフォーアフター
ビフォー
アフター
■レイアウト変更
・窓側に置いてあったテーブルとソファを移動して、みんなでテーブルを囲む作りへ変更
・メインのソファーを壁紙を貼っている方へ移動して、映えスポットに。
■廃棄したもの
カーテン、丸い座椅子2つ、クッションカバー、壁紙クロス
■追加購入したもの
クッションカバー、壁紙クロス、プフ、葉っぱ(壁飾り用)
元から置いてあった壁掛け時計はインパクトがあってとても可愛かったので、
その時計のイメージを中心にインテリアを決めていきました。
結果、写真映えするとても可愛い部屋になりました。
予約も順調に入るようになったようで、コンサルのご依頼主様にもとても喜んでいただいております☺
貸し会議室を撮影スタジオへリニューアル
本章はコンサル生ではなく、私たち自身が運営していた貸し会議室リニューアルのお話です。
貸し会議室はパーティースペースと比較すると、以下のようなことが挙げられます。
・手が掛からない
・維持費(日用品の補充)もかからない
・荒れない
・クレームがない
このように本当に運営が楽なんです。その代わりに、、、大きな儲けは期待できません。
リピーターがつけば安定はしますが、単価が安いので頭打ちなんですよね😂
そしてコロナの影響が貸し会議室にも出始めて予約が減り、なんとか打開しなければと思っていたところに、ひらめきが!
昨年オープンした撮影スタジオ1店舗目が軌道に乗っていたので、ちょうど2店舗目の物件を探していたということもあり、タイミングもばっちり!
とはいえ現状、貸し会議室として赤字を出しているわけでも失敗しているわけでもなく、このまま耐えれば以前のように予約が戻る可能性もあります。急いて事を仕損じてしまっては本末転倒。
本当にリニューアルして大丈夫か、撮影スタジオとしてイケるのか冷静に考えました。
リニューアルを決断するまでに考えたポイントは以下。
■撮影スタジオとしてイケると踏んだポイント
・自然光が入る(最上階で目の前の建物のほうが低いため太陽を遮らない)
・貸し会議室なのに撮影用途でもチラホラ予約入っていた
■不安要素だったポイント
・20㎡以下で狭い(一般的にはスタジオって広いので)
・撮影スタジオの競合が多いエリア
このような不安要素を抱えながらもリニューアルを決断した理由は、撮影スタジオ1店舗目で手応えを感じていたからです。
どんな手応えかというと、「小さいスペースでも撮影ニーズはある」ということ。
小さいスペースは大きいスペースと比較すると、当たり前ですが単価設定が低いです。
「撮影スタジオ=広くて高い」が一般化している商用の撮影スタジオ界隈は、アマチュアカメラマンのような個人利用のお客さまにとっては痛い出費のはず。
1~2名利用の個人のお客さまにとっては、小さくていいから安い撮影スタジオというのは「こういうのが欲しかった」という存在なんじゃないかなと思うんです。
■ビフォーアフター
ビフォー
アフター
木目調の西海岸風インテリアは以前のまま残しつつ、その反対側を可愛い系のインテリアに。
個人利用はポートレート撮影のニーズが圧倒的に高く、ポートレートは寄りで撮るので狭いスぺースでも問題ないんです。
準備期間は1月中旬ごろに始めて、2022年1月30日にリニューアルオープン!
オープン後すぐに予約が入り始め、この記事を書いている2月中旬ですでに2月の家賃分を上回る売上になっています。
このようなレビューをいただいています。
商用ではなく個人利用で撮影場所を探しているお客さまをターゲットにすることで、
20㎡以下の小さい物件は、撮影界にとってのブルーオーシャンと言えるのではないでしょうか。
レンタルスペース撤退を考える前にやれることをやろう
私たちは初期費用を回収するまでは絶対に閉店したくない!というこだわりがあります。
もちろんそうならないためには、最初の「物件選び」がもっとも重要なのでそこを見誤ってはいけませんが、「物件は良いのに勿体ないよね」というスペースがたくさんあるのも事実です。
立地が良くて競合は予約が埋まっているのに、なぜ自分だけうまくいかないんだろう?と思っているレンスペオーナーのみなさん!
不調=すぐに撤退に直結するのではなく、「一発逆転のヒント」を探してみることをオススメします!